昔からある和道具は、お手入れや使い方一つで現代でも生活に馴染む便利な道具になります。
南部鉄器の鉄瓶は、お湯を沸かすと鉄分が自然と採れ、鉄の成分がナトリウムやカルシウムなどを吸収してお湯から除去してくれるため、匂いの気になる水道水もまろやかにしてくれます。

 
 
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この頃、注目されている南部鉄器。南部鉄器は、第二次大戦後にはアルミニウム製品のヤカン等に押されて需要が減っていきましたが、近年では鉄瓶、急須、フライパン、鍋等、日常の調理道具として身近な存在になってきました。調理法としては、湯を沸かす事で鉄が採れて身体に優しいとされたり、火の通りが良い為鍋や、焼く調理等幅広く愛用されています。
 
 
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岩手県の水沢にて鉄瓶を製作している空間鋳造の鉄瓶は、装飾が少なくすっきりとしたデザイン。鉄の肌の色、表情、風合いがより感じられるような、自然から生まれる素材そのものの魅力があります。元々生活道具を多く作っていた水沢では数を多く作る事が出来る生型という技法で作られています。「生型」は砂に程よい水分を与えて、押し固めて型を作ったもので、小さな頃砂場でお城を作ったりお団子を作ったりしましたが、それと同じように水分を含ませて固めていきます。
鉄の質感や色にこだわり丁寧に作られた鉄瓶は、真っ黒とはまた違う、炭黒とでも表現したらいいのでしょうか。なんとも言えない黒は温かみを感じます。
 
 
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身体に優しい南部鉄器の鉄瓶で沸かした白湯は、とても美味しいので日頃の体調管理や健康面で白湯を飲むのもいいですよね。お手入れの仕方が少し不安という方は心配入りません。
 
沸かした後は、余熱がある内にお湯を出し切りましょう、余熱で乾かします。
湯垢はそのままにしておいてください。これが美味しいお湯になる秘訣です。こすったり洗ったりするもったいないです!空焚きや急に冷やしたりしない事。これを守っていれば、使えば使うほどお湯が美味しく沸く鉄瓶になっていきます。
 
電化製品に比べると手がかかるかもしれませんが、昔ながらの和道具を生活に取り入れる事で、その時間やその味、その季節を感じて過ごす事ができそうです。
 
 
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ぜひ皆様も南部鉄器の鉄瓶を、生活に取り入れてみませんか?