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料理の素材は、食材の切り方によって食感だけでなく風味までも変わります。
同じ種類の食材でもカット方法ひとつで、味が異なります。辛くなりにくく、栄養も豊富と言われる鬼おろし。鬼おろし器で大根をおろすと余分な水分が出なく、水分に溶け込んだ栄養を逃すことがありません。
また、大根の繊維の細かい部分と粗い部分と絶妙な割合でアラレ状におろせるため、シャリシャリとした生の食感が良いのはもちろん、火を通すことによりふんわりとした優しい歯ごたえになります。
 
鹿児島にある創作竹芸とみながは、天然孟宗竹で鬼おろしを作っている工房です。恵まれた気候で竹が多く育つ九州には竹細工の産地が多くありますが、鹿児島県は竹の竹林面積が日本一。この鬼おろし器という調理器具は、道具によって新しい大根の美味しさを開拓できます。
 
鬼おろしと呼ばれるこの大根おろしは、鬼の歯のように鋭利に並んでいることから、「鬼おろし」と呼ばれています。頑強な竹で作られる鬼おろしは、昔から生活密着した道具として愛用されています。鹿児島では、農具や漁具などの道具も竹でこしらえられるほど親しまれている素材です。
 
 
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この鬼おろしを使った料理は、意外にも多種多様。お鍋の薬味以外にも和え物やサラダ、みぞれ煮など、さわやかな風味と大根のうまみを活かして様々な料理の引き立て役になってくれます。
 
大根は食物繊維が豊富で、アミラーゼなどの消化酵素の効果もあり胃にやさしく、カリウムも多いのでむくみ防止にも役立ち、摂取するように心がけるととてもカラダに良い食材。常備野菜としてストックしておくのもオススメです。
 
 
 
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1年でいちばん寒い時期の2月。新しい年を迎えて張り切ってむかえた1月だからこそ、少し疲れが溜まり、疲れを感じている人も多いのではないでしょうか。
この時期、おすすめなのは汁物に加える鬼おろし。お味噌汁や油揚げ、お豆腐を使った汁物に是非さっぱりとした風味を合わせてみてはいかがでしょうか。
風邪気味のときやカラダをじんわりあたためてくれるお吸い物に。栄養不足のときは具沢山のお味噌汁に加えても良さそうです。大根の素材の甘みとふんわりとした優しい歯ごたえで汁物の食べごたえもアップし、ほっこりとした食事の時間にしてくれそうです。
 
竹製品は盆ザルや野菜籠、すだれ、箒の柄、花器など様々な日本の伝統文化に登場しています。しなやかかつ丈夫であり、自然の味わいが強く東洋的である竹。日本食の美味しさを料理道具で引き出す「鬼おろし器」。きっといつまでも日用品の道具として活躍し、工芸品としての美しさと共に暮らしに優しさを与えてくれる存在なのだと思います。
 
そして竹製品は優れた技術者の輩出や技術の伝承により、今や海外まで伝わり多くの愛好家をもつようになっています。ぜひ、皆さまの暮らしにひとつ加えてみてはいかがでしょうか。