今回は九州へ、竹工芸を巡る旅へ行ってきました!

九州は温かく、マダケや孟宗竹(モウソウチク)など、日本でも一番多く竹が生産されています。

そんな九州では、豊富な竹を使用した竹細工や竹製品がとても多く生み出されています。ということで、その中でも今回は大分県、熊本県の竹細工工房を訪れました!

 

大内工芸(大分県・日田市)

大分県日田市にある大内工芸では、日田で採れる竹を使用した、お箸などの竹製品を製作しています。こちらの全ての製品は、一本一本丁寧に、手づくりによって製作されたもの。一番の特徴でもある細い箸先は、質のいい竹を、一つ一つ職人が手作業によって製作しているからこその賜物です。

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竹の豊富なこの地域では、一時は全てを機械で生産する工場が大きく発展したそうですが、中国製の製品に押され、現在ではほとんどなくなってしまったそう。更に国産や手づくりという点が見直された現在では、雑誌やテレビなど、さまざまなメディアでも取り上げられている、とても人気のある工房さんです。

ちなみに、大内工芸の竹箸は、少し力を加えると箸先がしなるほどの繊細さ。これは木製の箸では再現出来ない、竹ならではの特徴です。竹は、昔から竹尺に使用されるなど、薄く細くても縦の繊維が強く、折れにくいのが特徴です。竹の特徴をしっかりと捉えて、製品に合わせて竹の太さや部位を変えるなどして、とても使いやすい細い箸先を実現しています。

 

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細い竹から太い竹まで、さまざまな素材がストックされています。

 

 

甲斐のぶお工房(大分県・湯布院) 

続いては、由布院駅から車で10分ほどの所にある、甲斐のぶお工房です。

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甲斐のぶお工房は、大分で採れる孟宗竹(モウソウチク)や、島根県で採れるミズメなどの木を使用したカトラリーを製作しています。

 

甲斐さんのカトラリーは、とても温かみがあるデザインが特徴で、つい手に取りたくなる商品です。とても楽しみに伺うと、商品のイメージそのままの、とっても温かい空気が流れる素敵な工房さんでした。

 

丁度スタッフさんが作業をしていましたが、歌を歌いながら製作をしており、あの温かいカトラリーには職人さんが楽しく製作している様子が現れているんだなと、なんだか納得してしまいました。

 

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工房の前にあるギャラリーショップでは、沢山の種類のカトラリーが並んでいます。小さいサイズのものから、大きいサイズのものまで、お子様と一緒に使って頂きたい、そんな商品が沢山ありました。(新しい商品は近々入荷予定です!)

 

それから移動し、九州横断特急に乗り、熊本県へ。今回は夜の移動でしたが、この九州横断特急は阿蘇山のカルデラを横断する、壮大な特急です!

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桑原竹細工店(熊本県・日奈久温泉)

桑原竹細工店では、「角もの」と言われる竹かごのお弁当箱や、「荒もの」と言われる日用品として使用される竹かごを製作しています。

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写真の竹かごは、「浜テボ」と言われる、潮干狩りでアサリなどを入れる道具として使用されていた製品です。竹かごは、産地によって用途や編み方がさまざまですが、こちらの竹かごには、漁業が盛んな日奈久地方のならではの特徴が現れています。

現在ではお花を飾ったり、野菜を入れたりと、色々な使い方をして頂ければと思います。

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九州では、まだまだまだ、沢山の竹製品が作られています。

鹿児島や、福岡、宮崎、長崎、佐賀県など、各県で産地の道具として生み出されてきました。そして日本各地には、もっと特徴の異なる竹かごが沢山あります。

 

観光や食べ物、列車など、その土地を味わえるものは沢山ありますが、一つの工芸品や道具を巡って旅をするのも、その土地土地の生活が垣間見えて、面白いかもしれません。

九州はその中でも、鉄道に揺られて〜とってもオススメのコースです!